■名探偵モンク エピソードガイド
ホームランボールの謎 Mr.Monk goes to the ballgame |
脚本:ヘイ・コンラッド 監督:マイケル・スピラー あらすじ ある夜、大富豪のローレンス・ハモンド夫妻は、カーナビゲーションの指示に従って車を走らせていた。しかし、ナビが目的地に着いたと言ったとき、彼らは見も知らぬ人気のない場所におり、途惑う二人の前に一人の男があらわれて、車のウィンドウ越しに彼らを銃で射殺した。 その翌日、モンクはシャローナと共に、ベンジーのリトルリーグの試合を観戦していた。相手方のピッチャーは警部の長男ジャレッド。警部もベンチにいて、息子を熱心に応援している。 試合はベンジーの空振り三振で終了。シャローナに頼まれて、モンクが一生懸命にベンジーを元気付けようとしている時、警部のもとにハモンド殺害の知らせが入り、彼らはそろって現場へと向かう。 エリンは4発もの銃弾を浴びて即死。ローレンスは、撃たれながらも現場からかなり離れた場所まで逃げ、そこで”Girls can't eat 15 pizzas”という謎の言葉を残して死亡していた。 犯人がローレンスにとどめをささなかったことから、犯人の目的は大富豪の夫ではなく、妻の殺害だったと確信するモンク。有名人で敵も多かった夫に比べ妻は何者でもない、と警部はモンクの説を一蹴するが、モンクはエリンの身辺の捜査を開始、彼女が不倫をしていたことを突き止める。 彼女の不倫相手はスコット・グレゴリオ。あと一歩でシーズン最多本塁打記録樹立という、プロ野球選手だった――― このエピソードの《警部ファン的》みどころ このエピソードでは、警部が再びジーンズ姿をご披露してくれる。ジーンズをはくと長い足が強調されていい。実にいい。 息子のリトルリーグ活動にたいへん熱心な警部。息子のチームが勝つと、自分まで子どもにかえって大はしゃぎ。可愛い。しかし、職権乱用はいかんよ、職権乱用は;; 現場で待っていたディッシャーに 「試合はどうでした?」 と聞かれ、はじめは 「二人も殺されたんだぞ、ランディー。試合の話はできん」 と真面目にたしなめたと思ったら、やっぱり嬉しくて我慢しきれず 「勝ったぞ。3対1だ。ジャレッドは完投して、2ヒット、8奪三振だ」 と思いっきり息子自慢してしまう警部。子どもっぽいけど、こういうお父さんって、いいなあ。 仕事をサボってテレビを見ているディッシャー。そこへ警部がやってきて、あわててディッシャーはテレビを机の足元に隠す。ランディーがサボってたのは百も承知だけど、あえて何も言わずに目だけで釘をさしてる警部の表情が、いかにも『上司』っぽくて素敵。 警部がまた職権乱用しようとしたせいで、試合の審判が怒ってゲームの途中で帰ってしまい、モンクが代わりに審判をつとめることに。しかしなにしろモンクなので、色んなことが気になって、なかなか試合が進まない。 そもそも自分のせいでモンクが審判をやることになった手前、警部は文句をいうこともできず、あきらめ顔でため息をついて 「時間がかかるから、宿題があるんだったら、今のうちにやりなさい」 なんて言って、自分も一緒に子ども達の宿題を見てあげたりしている。 警部はほんとに、子どもとモンクに優しい。 監視カメラに映った男が誰か、ついに思い出したモンク。その男が映ったビデオを警部とディッシャーに見せる前に 「ちょっとした予言をさせてください。これを見たら二人とも、"Oh my god"をそれぞれ2回ずつ言いますよ」 そしてビデオを見たとたん、本当に"Oh my god!"を2回言いそうになって、2度目のOh.....の途中であわてて口をつぐむ警部。それを見て、してやったりと微笑みながら「"my god."」と警部の言葉の後を続けるモンク。こういう何気ないシーンほど、警部とモンクのちょっとひねくれた仲のよさがよくあらわれているようで、私は好きだ。 このエピソードの関連リンク アメリカ公式サイトのこのエピソードのページ 日本公式サイトのこのエピソードのページ |