■名探偵モンク エピソードガイド
名探偵モンク 復讐殺人
復讐殺人 Mr. Monk Meets Dale the Whale
脚本:アンディ・ブレックマン
監督:ロブ・トンプソン

あらすじ
 ケイトリン・ラビニオ判事が自宅で殺害された。市長からの要請を受け事件現場に駆けつけたモンクは、ストットルマイヤ―警部から、判事は殺される前、911に通報して自分を襲った犯人の名前を告げていたことを聞かされる。

 その男の名前はデイル・バイターベック。別名鯨のデイルとも呼ばれ、サンフランシスコを裏から操る闇の大立者であり、またモンクにとっては、過去に妻のトゥルーディが書いた新聞記事に腹を立てて、あの手この手で二人を苦しめたこともある因縁の相手だった。

 鯨のデイルは、かつて多額の罰金を課せられたことからラビニオ判事を恨んでおり、動機もあった。しかし、過食による極度の肥満のため、ベッドに寝たきりで起き上がることすらできず、またもし起き上がったとしても、大きすぎて部屋から出られない。つまり、ラビニオ判事を殺すのは、彼には物理的に無理だったのだ。

 自らの極端に太った肉体という鉄壁のアリバイの陰から、モンクを挑発する鯨のデイル。モンクは彼の全知力と意地を賭けて、かつて自分とトゥルーディを苦しめた男に復讐するために立ち上がる―――

このエピソードの《警部ファン的》みどころ
 回を追うごとに警部のモンクに対する態度はどんどん軟化。このエピソードでは、事件現場にやってきたモンクに対して「よくきてくれた!」とまで言って、シャローナに「まあ、珍しい。よっぽど難しい事件なんですね」とイヤミを言われたりしている。モンクの考えも素直に聞くし、積極的に意見を求めたりもするようになった。

ノリツッコミする警部

 警部とディッシャーが署内の警部のオフィスで、鯨のデイルがどうやって部屋を出て判事を殺したのかを真剣に考えているシーンで、脂肪除去手術で脂肪を取って部屋を出て判事を殺し、それからまた脂肪をくっつける手術をして元の体型に戻ったのでは? というディッシャーの素っ頓狂な仮説に、思わずノリツッコミしてしまう警部。アメリカ人も、ノリツッコミするんですねえ。

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