■名探偵モンク エピソードガイド
名探偵モンク 大地震のち殺人
大地震のち殺人 Mr. Monk and the earthquake
脚本:デヴィッド・ホヴァーマン、アンディ・ブレックマン
監督:アダム・シャンクマン

あらすじ
 サンフランシスコに大きな地震がおきた。大富豪ヘンリー・ラザフォードの若くて美しい妻クリスティーンは、その機に乗じて夫を殺害、倒れた家具の下敷きになったようにみせかける。

 一方、モンクは大地震のショックで、誰にも理解できない宇宙語を話すようになってしまう。驚くシャローナ。しかしクローガー医師からそのうち自然に治るからそれまで一人にしないようにと言われ、しかたなく知り合いだったラザフォード氏の家にモンクを伴って弔問に訪れる。

 現場の状況を見たモンクは、数々の不審な点に気づき、ラザフォード氏は妻に殺されたのだと確信する。クローガー医師の言うとおり、自然とまた普通に喋れるようになったモンクは、その足でサンフランシスコ警察の警部のもとを訪れるが、警部は地震の後にあちこちで起きた騒ぎの対応にてんてこ舞い。捜査はモンクに一任される。

 その頃シャローナは、地震の影響で家の周辺一帯が封鎖されてしまい、帰るに帰れなくなっていた。しかたなく妹のゲイルの家に泊まる相談をしていると、オーストラリアからきたハンサムな記者ダリルに声をかけられる。恋の予感にときめくシャローナ。しかしダリルは、実はクリスティーンの愛人で共犯者だった。彼はある目的のためにシャローナに近づいたのだ。そうとは知らずシャローナは、彼の正体を怪しむモンクの忠告も無視して、ダリルに惹かれていく―――


このエピソードの《警部ファン的》みどころ
 このエピソードでの警部は、腕っぷしも強ければ頭もいいんだぞというところを私達に見せてくれて、とにかく素敵。とっても素敵☆

経験豊富な捜査官としての一面

 殺されて道端に放置されていた男を一目見て、シャツに滲んだ血の流れから、彼は別の場所で殺された後、ここまで運ばれたのだということを見抜く警部。モンクのように超人的な観察眼や洞察力はないにせよ、警部もまた経験を積んだ優秀な捜査官なのだ。そうでなければ、サンフランシスコ警察の殺人課の警部はつとまらない。

「顎が割れてるのに喋れるとは驚きだ」「顎が割れてなんかいないぞ」「今はまだ、な」

 電話越しのモンクの宇宙語に目を白黒させながらも、その声の調子からただならない気配を感じ取って、シャローナの家までパトカーを飛ばし、たった一人で駆けつけてきてくれる警部。しかも、ナイフを持った男を右ストレート一発でノックアウト! かっこいいぃぃ〜☆★☆ いざと言う時には、本当に頼りになる人だ。確かにモンクは警部にはない才能を持っているけれど、警部だってモンクが持ち得ない良さをたくさん持っている。だからこそ二人は、お互いに尊敬しあっているのだろう。いいコンビだなあと心から思う。


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