■名探偵モンク エピソードガイド
塀の中の殺人 Mr. Monk Goes to Jail |
脚本:クリス・マンヘイム 監督:ジェリー・レヴィン あらすじ 死刑執行を当日の夜に控えた囚人レイ・キャスポが、最後の食事に毒を混入され、殺害された。犯人は、数時間後には確実に死ぬ運命にあった男をなぜわざわざ殺したのか、その謎を解くために、モンクとシャローナは刑務所に呼び寄せられる。 しかし、刑務所という場所のなにもかもが気に入らないモンクは、一刻も早く外に出たくて、捜査に身が入らない。耐え切れず事件をほったらかしにして外に逃げ出そうとした時、一本の電話が、出口目前でモンクを引き止めた。 電話をかけてきたのは、以前、モンクが殺人の策謀を暴いて刑務所送りにした、サンフランシスコの陰の大物、超肥満体の鯨のデイルこと、デイル・バイターベックだった。彼は殺されたレイ・キャスポに小額の金を貸しており、そのためにキャスポ殺しの疑いをかけられていた。もし、モンクが真犯人をみつけ、自分にかけられた疑いを晴らしてくれたら、亡き妻トゥルーディを殺害した犯人についての情報を教える、という話をデイルから持ちかけられ、モンクは迷った末に、彼の依頼を受けることにする。 モンクは刑務所内で捜査を開始。キャスポの最後の食事を作った厨房を訪れ、そこでタッカーと言う名の囚人が冷蔵庫の中で死んでいるのを発見する。タッカーのポケットからは、毒を混入したことへの報酬と思われる札束が見つかったが、犯人の目星は依然つかなかった。 やがてモンクは、刑務所内で囚人達に読書指導をしているシルビア・フェアボーンという女性から、1週間前、キャスポはある男に脅されていたという情報を聞かされる。 その男の名は、スパイダー・ラドナー。つい先日、彼の持ち物を勝手に触った、というだけの理由で同じ監房の囚人の頭で壁をぶち破って、しばらくの間独房送りになっていた札付きの危険人物だった。しかしモンクはトゥルーディのために、命の危険を省みず、囚人を装ってスパイダーと同じ監房に潜入する――― このエピソードの《警部ファン的》みどころ このエピソードは、シーズン2のフィナーレだと言うのに、警部の出番が少なくてちょっとさみしい。 鉄格子越しの警部になぜかドキドキ。もし警部もモンクと一緒に刑務所に潜入捜査してくれていたら、さぞかし萌えたに違いない。 なんで、と言われると説明に苦しんでしまうのだけれど、囚人というのはどこかこう、ヲトメ心をくすぐるところがあるのですよ。OZ(刑務所を舞台にしたドラマ)の影響だろうか(笑)それに、そもそも警部の顔は悪人ヅラだから(笑)囚人服もさぞお似合いだろうし。そんな警部を見てみたかった。 鯨のデイルの監房を訪れる警部とディッシャー。横で呑気にベーグルをもぐもぐやっているディッシャーとは対照的に、鯨のデイルの挑発を黙って受け流す警部はシリアスで、冷ややかで、そんな警部もとっても素敵。 このエピソードの関連リンク アメリカ公式サイトのこのエピソードのページ 日本公式サイトのこのエピソードのページ |