■名探偵モンク エピソードガイド
鉄壁のアリバイ Mr. Monk and the Marathon Man |
脚本:ミッチ・マルコヴィッチ 監督:アダム・デヴィッドソン あらすじ サンフランシスコ市民マラソンの日、高校時代陸上の選手だったモンクはシャローナと共に、往年の名ランナートンディ・ムルアカの走りを一目見ようと沿道にでた。その帰り道、何か事件があったらしく警察の車が集まっている中に警部の姿を見つけて、二人は車を降りる。 若い女が高層マンションから落下して死んでいた。状況から自殺かとも思われたが、モンクは中途半端に塗られた足の爪を見て、殺人と推理する。そのまま警部に誘われて、モンクはこの事件の捜査に参加することになる。 殺された女グウェン・ザレスキーには恋人がいた。妻子のいる有名な家具屋の社長、トレバー・マクドゥエルだ。マクドゥエルはグウェンとの関係は認めたが、もう別れたと主張する。そして何より、グウェンが殺された時刻、彼には立派なアリバイがあった。彼は、市民マラソンに参加していたのだ。 市民マラソンの参加ランナー達はみなICチップを身につけ、ポイントを通過するごとに記録が残る仕組みになっていた。そして記録上では確かに、マクドウェルは全てのポイントを通過していた。警部は他のランナーにチップを渡したのではないかと推測するが、彼と全くの同タイムというランナーはいない。だが、終始非常に近いタイムで走っていた選手はいた。それはモンクのヒーロー、トンディだった――― このエピソードの《警部ファン的》みどころ 最大のみどころはやはり、珍しい警部のカジュアル姿。ディッシャーもカジュアルで登場するが、彼の着ているシャツにはシャローナでなくてもツッコミをいれたくなる。 休日出勤させられた警部は、いかにも『お休みの日のアメリカのお父さん』な格好で登場。ジーンズが新鮮で可愛い。年齢のわりにはぴしっと引き締まった良いお尻で、足も長い! 格好いい! グウェンの元夫の取調べ中、ふともらした謎解きの大きなヒントとなる一言に対して「あなたは天才だ」とモンクに誉められ、鏡の裏からガラスをこする音に取調べを邪魔されたのも忘れて、すっかりごきげんになる警部。単純で可愛い。 お約束みたいになってきた、警部のオフィスでのディッシャーと警部の漫才。 マラソンの中継ビデオを見てランナーたちと一緒にミニチュアプードルが走っているのを見つけたディッシャーが、あの犬にICチップをつけたのではないか、とまたしても大ボケをかます。それに対して「あんなちっちゃな犬が42.195キロも走れると思うか」としごくもっともなツッコミを入れる警部だが、人以外のものにチップをつける、というところまで考えが及んだのなら、この時点で、マクドゥエルの使ったトリックに気がついてもよさそうなものだ。警部もけっこう大ボケである。 このエピソードの関連リンク アメリカ公式サイトのこのエピソードのページ 日本公式サイトのこのエピソードのページ |