テッド・レヴィン出演作品紹介

ラストアウトローカバー
ラスト・アウトロー
1994年製作
監督:ジョフ・マーフィ
出演
グラフ大佐:ミッキー・ローク
ユースフィス中尉:ダーモット・マルロニー
ポッツ軍曹:テッド・レヴィン
ラストアウトロー予告編
画面左の
Preview THE LAST OUTLAW
(1993)
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顔は変わってないけどお肌が若い。
ポッツ軍曹


その眉毛とヒゲは当時の流行か?
つんく眉にフー・マンチューヒゲの
グラフ大佐(ミッキー・ローク)

 ミッキー・ローク主演の西部劇。日本ではごく短い間だけ劇場公開されたらしいが、もともとはTV放映用に製作された作品。

 テッドの役は、南軍の生き残りで、ミッキー・ローク演じるグラフ大佐の部下ポッツ軍曹。喧嘩っぱやくて、単純バカで、ウイスキーと女に目がない、西部劇によく出てくる典型的な荒くれ者といった感じの役。

 この映画を見る前の予備知識として、信頼していた部下達に裏切られたグラフ大佐が、復讐に燃えて部下達をひとりひとり殺していく話だと聞いていたので、テッド演じるポッツ軍曹が、早々に殺されちゃったらつまんないなあと心配していたのだが、これまた意外に長〜く生き残ってくれて、したがって出番もセリフも多く、テッドファンとしてはお得な感じ。

 馬にまたがり、汚いよれよれの軍服にカウボーイハットという西部劇風の格好も、なかなか味があって素敵。馬に乗って疾走するシーンでは、スタントを使わずに本当にテッドが馬に乗って駆けっていると思われるシーンがけっこうあるのだが、彼は乗馬が出来るのだろうか。それとも練習したのだろうか?

 作品自体は、元々がTV映画だし、ミッキー・ロークの西部劇という意外性でウケを狙った作品なのだろうと思って全然期待しないで観たら、これが意外とけっこう面白かった。
 ミッキー・ロークは、白いポンチョ着て、つんくみたいな細眉にフー・マンチューみたいなヒゲを生やして、二枚目俳優がなんでまたそんな? と思わずにはいられないなんともいえず奇妙な風体なんだけれど;; 頭が良くて冷酷非情な男の執念をなかなかの迫力で演じていて、見ごたえがある。
 テッドファンのみならず、ミッキー・ロークのファンにとっても、あのへんてこな風貌も含めて、隠れた必見作品なのではなかろうか。

 ビデオなら、置いてあるレンタルビデオ屋もあるだろう。amazonのラスト・アウトローのページから購入することもできる。日本語版DVDは出ているのかどうかはっきりしない。

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