■名探偵モンク エピソードガイド
密室殺人と美女軍団 Mr. Monk meets The Playboy |
脚本:ジェームス・クレイグ 監督:トム・デ・チロ あらすじ 有名な男性誌サファイアマガジン編集長デクスター・ラーセンは、豪華な屋敷で、自分の雑誌のモデルである何十人もの美女達と共に、贅沢三昧の生活を送っていた。しかし雑誌の出版元で発行人であるエリオット・デスーザが、売上不振を理由にサファイアマガジンの廃刊を決めたことで、彼は窮地に追い込まれる。 最後の願いだから、雑誌廃刊のニュースを世間に知らせるのは週明けまで待ってくれ、というデクスターの頼みをデスーザは受け入れるが、しかしその翌日、デスーザは、自宅のホームジムで死体で発見される。 部屋は内側から鍵がかかっており、警察はベンチプレス中の事故死と判断。しかし、デスーザのアシスタントに捜査を依頼され、彼の死体が見つかった部屋を見たモンクは、現場の様子からデスーザは殺されたのだと確信し、サンフランシスコ警察署に協力を要請に向かう。ストットルマイヤ―警部とディッシャー警部補は、初めはモンクの話を全くとりあわなかったが、モンクが若い美女だらけのサファイアマンションに事情聴取に行くといったとたん、急に乗り気になって同行することになる。 モンクたちに、デスーザが殺された朝のアリバイを聞かれたデクスターは、彼の雑誌のモデルの一人であるアンバーと一緒に、午前中ずっとベッドの中にいた証言する。アンバーも彼の言葉に同意するが、彼女の様子からモンクはもちろん警部も、アンバーはデクスターのために嘘をついていると感じる。しかし証拠がなく、またデクスターがどうやってデスーザを殺したのかもわからない。 その上、サファイアマンションの駐車場でデクスターと二人きりになったとき、モンクはシャローナの過去に関する衝撃的な写真を見せられ、捜査から手をひかなければ、この写真を雑誌に掲載すると脅迫されてしまう――― このエピソードの《警部ファン的》みどころ このエピソードでデクスター・ラーセンを演じたゲイリー・コールはかつて、『CSI:科学捜査班』でギル・グリッソムを演じているウィリアム・ピーターセンと共にシカゴでRemains Theatre Companyという劇団を主宰していた。警部役のテッド・レヴィンは、その劇団に所属して数々の作品に出演、演出をつとめたこともあり、実生活において二人は旧知の間柄である。なおテッドの舞台活動についてさらに詳しく知りたい方は、テッド・レヴィンのバイオグラフィをご参照のこと。 若い金髪巨乳美女だらけのサファイアマンションで、ディッシャーほどあからさまではないにせよ、やはりほのかに鼻の下を伸ばして嬉しそうな様子の警部。こういう、モンクとは対照的な警部の『普通さ』かげんが、私は好きだ。 デクスター・ラーセンのベッドの天井に張られた鏡を見上げる警部とディッシャー。無言のまま、表情だけで多くを語る二人の様子がなんとも愉快。 このエピソードの関連リンク アメリカ公式サイトのこのエピソードのページ 日本公式サイトのこのエピソードのページ |